ジョン・メイヤーの“ドーターズ”が映画「八日目の蝉」の挿入歌に
2011.02.22 20:30
ジョン・メイヤーの楽曲“ドーターズ”が、4月29日公開予定の映画「八日目の蝉」の挿入歌に起用されることが明らかとなった。
ジョン・メイヤーの2003年に発表した2ndアルバム『へヴィアー・シングス』に収録されたシングル“ドーターズ”は、第47回グラミー賞において最優秀楽曲、最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンスの2部門を受賞している。同曲は父親、強いては男性との関係をうまく築けずに苦しむある女性の心情、女性の人格形成における親の存在を歌った楽曲で、映画「八日目の蝉」のストーリーとリンクする部分があったことから今回の起用に繋がったという。
映画「八日目の蝉」は、直木賞作家・角田光代による人気ベストセラーの映画化したもの。不実な男との間に子供を宿し母となることが叶わない絶望の中で、男と彼の妻との間に生まれた赤ん坊を連れ去る女、野々宮希和子と、その誘拐犯に愛情いっぱいに4歳まで育てられるもののその数奇な生い立ちから、心を閉ざしたまま大学生になった女性、秋山恵理菜を描いた長編サスペンス。監督は「孤高のメス」の成島出、企画は「嫌われ松子の一生」、「告白」の石田雄治が担当し、出演者には井上真央、永作博美、小池栄子、森口瑤子、田中哲司、渡邉このみ、市川実和子らが名を連ねている。
なお、ジョンは現在アルバム制作中のため、表立った活動は行っていないが、先週行われた第53回グラミー賞授賞式にプレゼンターとして登場。ノラ・ジョーンズ、キース・アーバンと共にアコースティック・パフォーマンスを披露し、大きな話題となっていた。