今年のグラミー賞やカナダのジュノ賞など、音楽賞を総ナメにしたアーケイド・ファイアは昨年震災に見舞われたハイチの首都ポルトープランスのホテル・オロフソンでサプライズ・ライブを3月29日に行った。

ライブは相当に親密で感動的な内容になったとローリング・ストーン誌が伝えていて、バンドはクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル、ローリング・ストーンズ、シンディ・ローパーのカバーを披露しつつ、“Keep the Car Running”“スプロールⅡ（マウンテンズ・ビヨンド・マウンテンズ”そしてもちろん“ハイチ”などのヒット曲も届けていった。

実はハイチはバンドにとってゆかりの深い場所でもあって、ウィン・バトラーの妻でもある中核メンバーのレジーヌ・シャサーヌの両親はもともと政変でハイチからカナダに亡命したという経緯があるのだ。その関係もあって、バンドはすでにハイチ救援のために100万ドル（約8100万円）を越える寄付も行っている。