ブッチ・ヴィグ率いるガービッジ、来年春にも新作をリリース

1995年作『Garbage』

ニルヴァーナの『ネヴァーマインド』のプロデューサーとして知られるブッチ・ヴィグがドラムを務めるバンド、ガービッジが6年ぶりとなる新作を制作中で来年の春にもリリースする予定だと明らかにしている。2005年の『ブリード・ライク・ミー』以来となる新作のタイトルは未定だとのことだが、現時点では仕上げの段階に入っているという。

また、今作はブッチやギターとキーボードのスティーヴン・マーカーらの地元であるウィスコンシン州マディソンを離れて、バンドとしては初めてロスアンジェルス近郊で制作した作品になるとか。バンドは共同で次のような声明を発表している。

「数年分の鬱積した音楽が奇怪な形で表出してきたわけで、音のかすれた携帯の伝言メモがそのまま曲に成り果てたり、会話の断片がそのまま歌詞へと化けたり、コンピューターの新しい機能がまた新しくイカれた接点を生み出したりした。そこへゴーストが忍び込んではなにかを囁いていく。全員がアイディアを持ち込み、全員がそれぞれの持ち場で奮闘した。そして最終的にはガービッジという4方向のフィルターを通過してほかとはまったく違う音になっていく」

ボーカルとギターのシャーリー・マンソンも今年に入ってから自身のフェイスブックでスタジオに入っていることを「あえて言えば夏までにはなにか仕上がっているかも?!?!?!」と明らかにしていた。最近のバンドのフェイスブックへの書き込みではスタジオはあと数週間分ブッキングしてあり、その間にレコーディングを全部済ませてしまう予定とのことだ。

その一方で、声明は次のように新作についてまとめている。「わたしたちは自分たちが聴いていて大好きだと思える音で今度のレコードを埋め尽くしている。新しい楽曲はどれも、わたしたちがすでに持っているものよりも、これまで聴いたことのないものばかりにインスピレーションを受けている」。

ガービッジは1995年に『ガービッジ』でデビューして以来、“スチューピッド・ガール”“オンリー・ハッピー”などで大ヒットを飛ばし、これまで1200万枚のレコード・セールスを上げている。今度の新作はバンドにとって5枚目のアルバムになる。

新作のスニペットを収録した動画を観るにはこちらから→
https://www.facebook.com/video/video.php?v=2362976510258