オッド・フューチャーのタイラー・ザ・クリエイター、レイプや死体を切り刻むような歌詞はもうつまらないと語る

オッド・フューチャーのタイラー・ザ・クリエイター、レイプや死体を切り刻むような歌詞はもうつまらないと語る - タイラー・ザ・クリエーター2011年作『ゴブリン』タイラー・ザ・クリエーター2011年作『ゴブリン』

オッド・フューチャーのタイラー・ザ・クリエイターは来年の5月に新作『Wolf』をリリースすると明らかにしているが、レイプや死体を切り刻んでいくような内容の歌詞を書いていくのには飽きたと語っていて、今年リリースした『ゴブリン』の内容からはいくらか変化したものになるだろうと説明している。

「レイプや死体を切り刻んでいくことを話題にするのってもう俺にはおもしろくないんだよな。今自分が興味を持てるのはみんながハイになれる不気味なヒッピー・ミュージックっていうか。『Wolf』ではもうちょっと大ぼらを吹くと思うけど。金を稼いでなにを買ったかっていう話をね。でも、ほかのラッパーとはまるで違ったやり方で、頭のキレるやり方でやってやるから」

さらにタイラーはこう説明している。「ファースト(『Bastard』)みたいなアルバムをまた作ってくれって言われてもさ、できないって。俺は18歳で、ビタ一文も金がない状況であれを作ったんだから。サードを作ってる今、俺には金もあるし、自分が憧れてた連中と一緒につるんだりしてるんだぜ。あの頃と同じことをラップに乗せるなんてことはもうできないよ」。

その一方でオッド・フューチャーのメンバーでメロウハイプの片割れでもあるレフト・ブレインことヴァイロン・ターナーはライヴで女性写真家をひっぱたいたとして、暴行罪で訴えられている。もともと事件は10月30日のフェスティヴァル出演で起きたもので、タイラー・ザ・クリエイターやレフト・ブレインはある程度時間が過ぎたらカメラマンの集団はステージ前のピットから退去するようにとほのめかし、レスト・ブレインがカメラマンの一団を追い払おうとしているうちに女性写真家のエイミー・ハリスをひっぱたいてしまったという経緯があった。

ハリスは当初レフト・ブレインを訴えないとしていたが、その後のバンド側とレフト・ブレインの対応に誠意が感じられないとして、訴えを起こす方向に態度を硬化させた。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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