ザ・フーのピート・タウンゼント、映画『さらば青春の光』ではジョニー・ロットンを起用したかったと語る

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12月に『四重人格』のディレクターズ・カット盤がリリースされるザ・フーのピート・タウンゼントは1979年の『四重人格』をベースにした映画『さらば青春の光』について、主役にはジョニー・ロットンの抜擢が自分の第一希望だったと語っている。

フランク・ロッダムが監督を務め、スティングも出演したこの映画では最終的にフィル・ダニエルズが主人公のモッズの少年ジミー役に迎えられたが、ピートはジョニー・ロットンに目をつけていたという。

「ぼくがソーホーに持ってたスタジオを使ってもらってたんで知ってたんだよね。ものすごい原石だったよ、頭もいいしね。ただ、あいにく監督とも連れ立ってみんなで繰り出すことになってね。ジョニー・ロットンは酒好きだし、ぼくもそうだし、それで飲みに行ったらもうぐでんぐでんになって、結局ぼくの車でロータリーを逆走することになっちゃってね。一緒にカムデン・パレスに行こうとしたんだけど、警察に停められて、そのまま車から放り出されたよ」

「とにかく、その後、ジョニーがやらないことにしたんだよね。ぼくたちの方から断ったっていうことじゃなかったと思うんだ。ぼくは絶対にジョニーにやってもらいたかったんだよ。実際、ジョニーだったらどれだけよかったのかはわからないけど、でも、ものすごくテンションの高いやつだからね。きっとすごくよかったんじゃないかと思うよ」

ピートはチャールズ皇太子が主宰する若者支援チャリティ活動の一環であるプリンス・トラスト・ロック・ガラで、Music-News.comの取材に応えて今回のジョニーの話を紹介したが、イギリスの経済環境については次のように語った。「“無法の世界”が書かれた時、イギリスには失業者が300万人いたんだよね。それが今では240万人なんだというんだけど、そのうちの40パーセントは若者だというんだ。つまり100万人もの若者が今のイギリスでは失業者になっているということなんだよ。これは生きていくにはあまりいい国じゃないね」。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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