カルチャー・クラブのボーイ・ジョージ、デヴィッド・ボウイのことを思って立ち直ったと語る

カルチャー・クラブのボーイ・ジョージ、デヴィッド・ボウイのことを思って立ち直ったと語る - カルチャー・クラブ 1982年作『キッシング・トゥー・ビー・クレバー』カルチャー・クラブ 1982年作『キッシング・トゥー・ビー・クレバー』

元カルチャー・クラブのボーイ・ジョージは過去起こした不祥事を回想して、「デヴィッド・ボウイには起こりえないことだった」と自覚したと語っている。

ヴォーグ・フランス版の取材に応えたボーイ・ジョージは自分が「大人になる」のを躊躇していたこと、そしてようやく「人生の手綱をしっかり握れるようになった」ことをデヴィッド・ボウイを引き合いに出して説明している。

ボーイことジョージ・オダウドは、ウリセンの男性オーデン・カールセンを自宅に監禁したことで2009年1月に15ヶ月の禁固刑に処されたほか(実際には4ヶ月で仮釈放になった)、06年にニューヨークで虚偽の強盗通報を警察にしたかどで1週間の社会奉仕活動を命じられている。ボーイは次のように語っている。

「刑務所では本当に『自分のせいで今自分はここにいるんだ』って思い知らされたからね。ニューヨークでも執行猶予中に命じられた中華街の清掃作業で、『ボウイだったら、こんなことにはならないようにしてただろうな』って思いながら街並みの箒できれいにしてたんだよね。いつも40になったら分別がつくだろうと思ってたんだ。それからさらに7年かかったけど、やっと自分の人生の手綱を握れるようになったんだよ」

さらにボーイはこう続ける。「ここ5年でぼくに起きた最も重要なことは大人になったということなんだよ。こんなことを打ち明けることになるなんて以前のぼくだったらありえないことだよ。大人になることを認めるなんて降伏と同じようなことだったから。おぞましいと思ってたよ」。

「ぼくは永遠に未成熟でいたいんだ。でも、大人になることには本当に力が伴う経験で、ものすごく目を覚まされたよ」

ボーイは先月、喉の不調に見舞われているアデルに歌手生命を伸ばすためにも喫煙をやめるように促したともいう。「職業歌手だったら、煙草を吸うのってあんまりいい思いつきじゃないんだよね」とボーイは説明している。「ぼくは半年前に喫煙をやめて、これまでやってきたことのなかでも最高の判断のひとつだったと思ってるよ」。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
公式SNSアカウントをフォローする

最新ブログ

フォローする