2010年の『ツーリスト・ヒストリー』以来となるセカンド・アルバムの制作に取りかかっているトゥー・ドア・シネマ・クラブだが、プロデューサーには「ビッグ・ネームの人物」を迎えているという。
バンドは今週からNME大賞ツアーにメトロノミー、トライブス、アジリア・バンクスらとともに乗り出すことになるが、ヴォーカルのアレックス・トリンブルは新作にかなり高名なプロデューサーを迎えていることをNMEに明らかにしている。具体的な名前については明かそうとしなかったが、ネットなどの情報ではR.E.M.やU2らを手がけてきたジャックナイフ・リーが濃厚なのではないかと囁かれている。
プロデューサーに誰を指名し、セカンドではスケール感をさらに大きくさせているのかという問いにアレックスは次のように答えている。
「それはまだ言えないんだ、まだ公表できないから。でも、ビッグ・ネームなんだよ。プロデューサーとしては大人物なんだ。ただ、スタジオはその人の家の隣にあって、なんか巨大な卓が鎮座しているようなところじゃなくて、すごく落ち着いたところだから、ほっとするんだよ」
アルバムの進行状況についてアレックスはロスアンジェルスのセッションで4曲を完全にレコーディングしたと明らかにしている。「スタジオに入ってからもう数週間くらい経つかな。4曲仕上がってて、NMEツアーが終わったらまた2か月入って、できるだけのことをやりたいんだよ」。
また、NME大賞ツアーでも新作に収録される予定の新曲を3曲するとアレックスは語っている。
「これまでにもライヴでやったことのある新曲が3曲あって、今度のツアーでもそれをやることになるよ。まだ作曲は続けてて、16、17曲くらい書き上がってるから、今のところどれもレコードに収録されることになってるけど、最終的には収録されないものもあるよね」
また、バンドとしては今度のNME大賞ツアーを楽しみにしていて、特にメトロノミーと一緒になるのが嬉しいとアレックスは語っている。「メトロノミーはすごいファンだから、一緒に演奏することになるのがもう待ちきれないな。トライブスやアジリア・バンクスについては音をまだ聴いたことないし、会ったこともないんだ」。
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