カントリー・ロックを本格的なジャンルとして定着させたともいわれるザ・フライング・ブリトウ・ブラザーズのオリジナル・メンバーだったベース&キーボードのクリス・エサリッジが他界した。65歳だった。
クリスはウィリー・ネルソンのウィリー・ネルソン・ファミリー・バンドでも活動していて、クリスの死が公にされたのもウィリーの次のようなツイートを通してだった。
「ウィリー・ネルソン・アンド・ファミリーは、ファミリーのメンバーで友人のクリス・エサリッジの訃報に悲しみを隠せません。クリスは才能あるミュージシャンで、ファミリーのメンバーになってもらえて光栄でした」
クリスの死因は明らかにされていないが、先週R&Bを代表するキーボードのブッカー・T・ジョーンズは次のように生前のクリスについてツイートしていた。「クリス・エサリッジ(ブリトウズ、ウィリー・ネルソン)に会ったばかり。ミシシッピー州メリディアンで入院中。愛と希望を贈ってほしい。医師たちはもう長くないとのこと」
クリスはザ・フライング・ブリトウ・ブラザーズを元バーズのグラム・パーソンズやクリス・ヒルマンらと結成した後、1969年にソウルやゴスペルからの影響も汲んだファースト『黄金の城』をリリースしたが、セカンドの『ブリトウ・デラックス』の前にはグラムとともに脱退した。その後もクリスはグラム・パーゾンズと73年にグラムが急死するまで交流を続けた。
70年代後半からクリスはカントリー・ロックでも名うてのセッション・プレイヤーとして活躍するようになり、その後リンダ・ロンシュタッド、ジャクソン・ブラウン、ライ・クーダー、レオン・ラッセル、ウィリー・ネルソン、エミルー・ハリスらと共演を重ねた。
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