デビュー10周年を迎えるイギリスの人気ロック・バンド、ステレオフォニックスが９月26日に６作目となるニュー・アルバムをリリースする。2005年発売の『ランゲージ・セックス・ヴァイオレンス・アザー？』以来約２年半ぶりとなる新作のタイトルは『プル・ザ・ピン』で、日本先行発売となる。

ステレオフォニックスは、ウェールズで幼馴染のケリー・ジョーンズ（Vo&G）とリチャード・ジョーンズ（B）、スチュアート・ケーブル（2003年脱退）により結成された。まだメンバーが10代であった1992年頃からTragic Love Companyというバンド名で本格的に活動をスタートさせ、その後バンド名をステレオフォニックスに変更。1996年にイギリスのコングロマリット、ヴァージン・グループの創設者リチャード・ブランソンが始めた＜V２＞レーベルの第１号アーティストとして契約した。1997年１stアルバム『ワード・ゲッツ・アラウンド』をリリース、王道のロックン・ロール・サウンドと骨太でアーシーなケリーの歌声が多くのリスナーを魅了し、イギリスの権威ある音楽賞ブリット・アワードで最優秀新人賞を獲得した。1998年に発売された２nd『パフォーマンス・アンド・カクテルズ』から５th『ランゲージ・セックス・ヴァイオレンス・アザー？』までの４作のアルバムがすべて全英チャート１位を記録するなど、なにかと移り変わりの激しいＵＫ音楽シーンの動向に左右されない地位を築き上げ、安定した人気を誇っている。2007年にはフロントマンのケリー・ジョーンズがソロ･アルバム『Only The Names Have Been Changed』をリリースしている。