シガー・ロス、スティーヴィー・ワンダーのせいでベスティヴァルでの出番が不本意なものになったと詫びる

シガー・ロス 最新作『ヴァルタリ』

先週末にワイト島で開催されたベスティヴァルに出演したシガー・ロスはヘッドライナーのスティーヴィー・ワンダーのせいで自分たちのセットが不本意なものになったと謝罪表明を行っている。

もともとシガー・ロスはヴィジュアルと照明を多用した今回のショーを最善に届けるために必ず暗くなってからの出番となる確約を主催者からもらっていたが、結局スティーヴィー・ワンダーの要請により、まだ日が明るいうちに演奏を始めなければならなくなったと次のように声明で発表している。

「昨晩、シガー・ロスのライヴをライヴ・ウェブキャストで観られなくなって落胆したみなさんに心からお詫び申し上げます。この日の早いうちに、放送は延期し、実際に行われたライヴの映像をバンドがまず見直さなければならなくなったことから、今回のようにライヴ・ウェブキャストは中止されることになりました。それはヘッドライナーの度重なる要求の影響で、シガー・ロスに保障されていた『闇夜でのパフォーマンス』が『日中パフォーマンス』にまで前倒しとなり、こうした状況に対応しなければならなくなったからです」

「今年の唯一のイギリスでの出演となり、バンドにとっても2012年のハイライトとなる出番でしたが、まともなヴィジュアルや照明なしに行わなければならなくなりました」

「そこにさまざまな制作的な事情や技術的な問題がのしかかり、バンド自身もステージで繰り広げたパフォーマンスについて非常に不本意な経験をすることになりました。そこで関係者全員の苦痛を和らげるためにも、視覚的な側面については途中から見せないことになりました。大変申し訳ないですが、本来ならもっと素晴らしいものになるはずでした。この次の機会にぜひお届けしたいと思います」