デッドマウス、ダンス・ミュージックがすべて燃え尽くしても別に構わないと語る

デッドマウス、ダンス・ミュージックがすべて燃え尽くしても別に構わないと語る

デッドマウスはエレクトロニック・ミュージックがすべて燃やし尽くされても構わないと語っている。

9月最新作『>ココにタイトルを入力<』をリリースしているデッドマウスことジョエル・ジンマーマンは、アメリカのサンフランシスコで開催されたフューチャー・サウンド会議に出席し、エレクトロニック・ダンス・ミュージック・シーンについて特に擁護する気にもなれないと語ったとミックスマグ誌が伝えている。

「エレクトロニック・ミュージックをすべて焼き尽くしたとしても俺は別に構わないよ」とデッドマウスは語っている。「結局のところ、シーンなんてものは進歩しないからね。シーンはあくまでもシーンで、ある時あったと思ったら、その次にはもうなくなってるっていう、そういうもんなんだから」

エレクトロニック・ダンス・ミュージックの置かれた状態についてどう思うかという問いには次のように答えている。

「今のEDMの状態についてはすごく健全な産業になってるんだと思うよ。だって最小限の努力で最大限の儲けが出るってことだろ? 今時じゃもっとアーティスト・ベースになっていて、誰がプロデューサーかってことに左右される世界なんだよ。どれだけいい曲を書けるかっていうことじゃなくてね。どれだけいい曲を組み上げていけるかという、そういう技術や芸の話じゃなくなってるんだよね」

その一方で自身がこの1年で1100万ドル(約9億1300万円)稼いで昨年のダンス・ミュージック稼ぎ頭10傑のひとりになったというフォーブス誌のリストは間違っているとも語った。

「それでマネージャーに電話を入れたからね。『おい、どうなってんだよ?』ってね。『この記事が正しいとすると、900万ドル(約7億4700万円)ほどショートしてるぜ。ちょっと話し合おうか』って。だけど、実は、そんな稼ぎは誰もしてないってことなんだよ」

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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