今年の4月20日に行われるレコード・ストア・デイの公式大使を務めるジャック・ホワイトだが、ザ・ホワイト・ストライプスの2003年の4枚目のアルバム『エレファント』の10周年記念盤をリリースすると明らかにしている。

今回リリースされるのは限定アナログ盤の2枚組で、1枚目は赤と黒、2枚目は白のカラー・ディスクになるという。ジャケットは観音開きの作りで、盤の内ジャケットもそれぞれに印刷の入った手の込んだものになるということ。音源はオリジナルのアナログ音源から直接マスタリングしたものだとのこと。さらにMP3のダウンロード・キーもついてくるとか。なお、レーベルのサード・マン・レコードでは黒い通常のアナログ盤でのリリースも今年中に行うという。

さらにワーナーでもレコード・ストア・デイ用の特別リリースをいくつか用意しているとピッチフォークが伝えている。そのなかにはザ・ブラック・キーズによるザ・ストゥージズの"ノー・ファン"のカヴァーのアナログ7インチ・シングルでB面にザ・ストゥージズのオリジナル・ヴァージョンを収録したものや、フォールズの新作『ホーリー・ファイア』のアナログ盤なども含まれている。なお、この『ホーリー・ファイア』は"ブルー・ブラッド"の7インチ・シングルが付録となっていて、シングルのB面には"マイ・ナンバー"のフレンドリー・ファイアーズによるリミックスが収録されるという。ほかにもザ・フレーミング・リップスやアイアン・アンド・ワイン、ティーガン・アンド・サラらのリリースも控えているという。

他にも様々なアーティストが4月20日にリリースやイヴェントを行うものと予想されるが、ジャックは今年のレコード・ストア・デイについて次のようなコメントを発表している。

「僕らは今自分達で再び人間同士のやり取りについて学び直す必要があると思うんだ。コンピューターで１曲をダウンロードすることと、人と話したことによって音楽を知り、それを実際自分の手に取ることができて、人に分かち合うことができるということには違いがあるということを」

(c) NME.COM / IPC Media 2012