ベック、新作『Morning Phase』のほか2枚のアルバム・プロジェクトについて語る

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来年の2月に新作『Morning Phase』をリリースするベックだが、この新作には2011年にナッシュヴィルで行ったセッションが収録されることや、そのほかのプロジェクトなどについても『ローリング・ストーン』誌に明らかにしている。

『Morning Phase』には楽曲によって2005年まで遡るものもあり、その楽曲群はナッシュヴィルでいったん制作したものだったが、「速攻でレコーディングを済ませたんだけど、それから、『また戻ってきてもう一度やってみないとだめだな』って思ってたんだよ」とベックは説明している。その戻った時というのが2011年にジャック・ホワイトとシングル"I Just Started Hating Some People Today"/"Blue Randy"を制作した時のことで、このシングルはジャックのサード・マン・レコードからリリースされることになった。この時ナッシュヴィルで制作された他の音源には"Walking Light"、"Blackbird Chain"、"Country Down"などがあり、これらは『Morning Phase』に収録されるという。

また、アルバムについてベックは「カリフォルニア・ミュージック」と形容していて次のようにそのことを説明している。

「このアルバムの楽曲はカリフォルニアの伝統から書かれてるものなんだよ。ぼくの耳に聴こえてるのはバーズとか、クロスビー・スティルズ・アンド・ナッシュ、グラム・パーソンズ、ニール・ヤングなどといった音で、ぼくにとってこのサウンドがどういうものなのかということを大局的に捉えたものになってるんだよ」

なお、パブリシティではこのアルバムが2003年の『シー・チェンジ』の続編ともいえる性格を帯びているとも形容されている。

さらにもう1枚アルバムをベックは来年中にリリースしたいと明らかにしているが、こちらはソロ作品ではないとベックは語っているが、「まだ流動的なんだよ」とも断っている。

「ぼくとしてはライヴ・ショーとして、ある種のエネルギーを伝えるものとしてやりたいと考えてるんだ。ただ、そういう書き方って普通とはまるで違ったやり方だし、すごく難しいものでもあるからね。スタジオという環境のために楽曲を書いてるんだけど、でも、それはライヴとして楽曲が向かおうとしている方向に対してアンチテーゼになるわけだからさ」

さらに2009年にレコーディングされたが棚上げになっていた作品も将来的にリリースされる可能性もあるという。この楽曲群にはこれまでリリースした"Gimme"と"It Won't Be Long"も含まれているとベックは語っていて、1996年の『オディレイ』に近い音になっていると語っている。

また、先頃明らかにされた脊椎の怪我についても語っていて、前作『モダン・ギルト』の時点で怪我に悩まされていたことを明らかにしている。

「あのアルバムは両手を縛られた状態で作ってるような感じだったんだ。歌うだけでも痛かったから。ヴォーカルの半分くらいがもう囁きみたいな感じだったんだよ」

なお、その後ベックはすっかり元気になっていることも『ローリング・ストーン』誌に明かしている。
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