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AURORA STAGEをパンパンに埋め尽くしたオーディエンスの、パンパンに膨れあがった巨大な期待が待ち受ける中、「チャットモンチーです」となんとも可愛らしい挨拶から始まったステージ。COUNTDOWN JAPAN -WEST- 初日のAURORA STAGEのトリを務めるチャットモンチーの横顔は、気負いもなく、いつもの彼女たちらしい自然体の表情だ。31日の東京のステージを残しているため詳細は控えるが、今のチャットを総括するようなセットリストは、次から次へとオーディエンスの歓喜に迎えられる。「大阪、楽しんどる? 2008年もいろいろあったけど、全部忘れて、最後まで楽しんでいってください」とのドラム高橋久美子のMCに応えるように、AURORA STAGEは強い熱気に満ちあふれていた。
ポップでキュートな曲から、ヒリヒリと焦燥するエモーショナルなナンバーまで、3ピースの演奏で、様々な感情を描いていくチャットモンチーのライヴ。曲が進むにつれて演奏も迫力を帯び、どんどんとサウンドの中にオーディエンスを飲み込んでいった。
「私たちは次の曲で最後やけど、まだ30日、31日が残ってます。2008年、頑張ろう。いけるな、いけるよな?」とのギター&ヴォーカル橋本絵莉子のMCに、大きな声援で応えたオーディエンス。超満員のAURORA STAGEをペロリと丸呑みして、チャットモンチーの3人は笑顔でステージを後にした。