COSMO STAGEのトップを飾るのは、病気療養していた斉藤(Dr)が今年10月に復帰し、来年2月にはアルバム『Life Goes On』のリリースも控えるアナログフィッシュ。登場した斉藤が、帰ってきたぞ! とばかりに高々と手を掲げると、フロアからは歓声が。そこからメンバー全員で肩を組んで結束を知らしめると、SEとして流れていたニューアルバムの1曲目“NOW”へそのまま雪崩れ込む。さらに下岡(Vo&B)が「ハロー、ハロー!」と呼び掛けると、“Hello”がスタート。下岡と佐々木(Vo&B)のハモりが美しい。続いて、“平行”。CDでは穏やかな印象の楽曲だったのだが、今のアナログフィッシュが演奏するとこんなにアグレッシヴになるのか! 佐々木もイキイキと「幕張ぃー!」と叫び、“アンセム”へ。佐々木が「2009年の歌いおさめに、ここに声を刻みつけようぜ!」と言ってフロアを左右に分け、オーディエンスにハモらせる一幕も! 演奏後、「ちょっと話したいんだけど」と下岡が、スパルタローカルズの解散、フジファブリックの志村の急逝という、仲間との別れへの悲しみを口にする。そして、「俺たちは誠実に旅を続けようと思う」と、“Life goes on”を鳴らし始めた。彼らの思いがひしひしと伝わってきて、胸がいっぱいになってしまった。本当にあたたかい時間だった。(高橋美穂)
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