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CDJのGALAXY STAGEもいよいよ3日目。オープニングに登場するのは、火付け役にぴったりの熱い四人衆、大阪より来襲したGOOD4NOTHING! 大歓声とハンドクラップに迎えられて登場すると、1曲目は“It's My Paradise”! まさにここは楽園、そんな光景があっという間に広がっていく。後ろの方のオーディエンスまで、楽曲を知っていて手を挙げている様子には、彼らが大きくなったことを実感してじーんとせずにはいられない。さらに、しょっぱなから、TANNY(Vo&G)、U-tan(Vo&G)、MAKKIN(B&Cho)のフロント3人は、ステージを縦横無尽に暴れまわる。2曲目は、SUNE(Dr)の高速ビートが熱狂を高めていく“Maximize”。U-tanは感情をそのまま歌に宿すように、叫び交じりで歌いあげていく。そして、“J.C.”では、フロアに揺れが起こるほどのジャンプを巻き起こし、“Stick With Yourself”では、再び高速ビートでキッズのハートのど真ん中を撃ち抜いていく。それでもこんなもんじゃないとばかりに「まだまだ行くぞー!」と、絶叫気味に汗だくのU-tanがアオってスタートしたのは“So long”。ここまでほぼ隙間なし……バンドもオーディエンスも、スゴいよ! ここでやっとMC。U-tanが「俺らみたいなバンドがこんなデカいところでやらせてもらって光栄です。ここを俺らの大好きなライヴハウスに変えようと思うんで!」と宣言すると、オーディエンスも、もちろん!とばかりに大歓声で応える。さらに笑顔でTANNYが「まだまだ行けるか!?」と問いかけ、超ショート・チューン“27”、フロアのテンションが弾けた“Never Too Late”、U-tanのライトハンドが炸裂する“Turning”と畳み掛けていく。続いて、イントロのTANNYの歌声が格別にエモーショナルに響いてきたのは“Cause You're Alive”。お馴染みの「ワン、ツー!」もばっちり揃い、TANNYの先導で手の波も起こして、どんどん一体感を増していく。さらに、熱くじっくりと“Life Will Be Fun”を聴かせると、ライヴへの思いを込めるように“In The Mosh Pit”を熱演し、ラストナンバーは“Flying high”。たくさんのコブシが挙がっていく。とにかく、無駄は一切なし。俺らのやるべきことは演奏なんや、それが一番伝わるんや、という彼らの声が聞こえてきそうな、すがすがしいパフォーマンスだった!(高橋美穂)