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起爆剤としてこの上ない“It’s My Paradise”でスタート。爆音と熱いビートでストレートに盛り上げつつ、U-tan(Vo&G)とTANNY(Vo&G)によるヴォーカル・コンビネーションでも魅了してくれるのが、やっぱりGOOD 4 NOTHINGならではだ。
“C&r”“Ride”“MAXIMIZE”と、立て続けに駆け抜けていったが、どの曲でも2人の歌声がスリリングに交わされ、MAKKIN(B)とSUNE(Dr)が生み出す躍動感も切れ味良く冴えながら、フロアを痛快なパーティー空間へと染め上げていった。
 「俺らは小さいライヴハウスでやることが多くて、トイレでお湯が出る場所はないんだけど、今日はお湯で顔を洗えて。だから顔が突っ張ってるんだよ」と、U-tanのMCで湧かせてから、彼らはさらに熱いサウンドを届けてくれた。スピード感溢れる“SOUL ALIVE”。甘酸っぱいメロディが大合唱と手拍子を呼び起こした“Cause You’re Alive”、激しい咆哮を放ちながらお客さんを踊らせまくった“In The Mosh Pit”などなど。フロアの温度はどんどん上昇していった。
 「水にもストローが刺さっているんですよ」と、U-tanが嬉しそうにお客さんにペットボトルを見せつつ、新加入したSUNEを紹介。TANNYは「来年も向かい風に向かっていけるように応援をよろしくお願いします」と語った。そして、“life will be fun”“J.C”“Drive or Scrap?”で、清々しいフィニッシュを迎えたのだった。(田中大)