続いての登場はBACK DROP BOMB。来年2月に、CD、且つオリジナルアルバムとしては実に4年ぶり(!!)となる『THE OCRACY』をリリースすることを発表している彼ら。ぜひ、見ておきたいタイミングでのCOUNTDOWN JAPAN出演である。
大きな歓声の中、登場した6人が鳴らしだしたのは“You Up Around”。いきなりのライヴ沸騰曲の投下に、アガらずにはいられない! フロアの熱狂に、歌い終えた小島真史(Vo)も拍手を送る。そこから隙間なく繋ぐと、始まったのは“REMIND ME”。リフが聴こえた時点でこの曲と気付いた男の子が、高々とジャンプしているのが見える。さらに白川貴善(Vo)が「ヘイ! ヘイ! ヘイ! ヘイ!」と煽ると、次々と突き上げられていく拳! そして、「今年みんな大変だったと思うけど、楽しんでいきましょう!」という白川の言葉を挟み、ヘヴィな“Progress”、小島と白川の美声が伸びやかに響く“Flow (it's like that)”、“Bounce It”~“Blazin'”と畳み掛けていく。さらに“Turn On The Light”では、フロアの後方のキッズまで踊らせて、白川の「ありがとうございました!」という言葉から始まったラストナンバーは、初期から脈々と生き続けているキラー・チューン“Bad News Come”! 現役キッズも元キッズも興奮の渦に巻き込んで演奏を終えると、白川貴善が「よいお年を」と言い残してステージを降りていった。気付いてみれば、名盤『MICROMAXIMUM』収録曲連発のセットリスト。様々な変遷を経て、実験を続けてきたアーティスト集団と言える彼らだけれど、今、改めてロック・バンドとしてみなぎった時期を迎えていることがわかるライヴだった。この日もアグレッシヴだった、2009年加入の武田将伯(Dr)と、2010年加入の寿千寿(G)が、ニューアルバムに刻み付けているであろう存在感も、ますます楽しみになってきた!(高橋美穂)
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