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前回のCOUNTDOWN JAPAN 10/11同様、元日迎えたてで熱気冷めやらぬGALAXY STAGEをなおもギラギラとたぎらせるために、B-DASHが再びこのステージにやってきた! 「はいB-DASHですこんばんは! 1曲目、“ハーコー”!」というGONGON(Vo&G)のコールも軽やかに、“ハーコー”のヘヴィであっけらかんとしたサウンドが響き渡り、そのまま“KIDS”でGALAXY STAGEを震撼させてみせる。身体も心もびりびりと震えるほどの破壊的な重轟音を、いとも軽やかにほいほいとばかりに連射してみせる彼ら3人の佇まいは、シーンを攪乱し続けるパンク/ミクスチャー愉快犯としての不敵な存在感に満ちている。“ENDLESS CIRCLE”の軽快な4つ打ちビートでGALAXY STAGEをでっかいハンドウェーブに導き、そこから急転直下のビート加速で歓喜の底へ転がり落ちるようなスリルを生み出していく。「あけましておめでとう! 時刻は2時2分だけど、みんな眠くないかな?」と歌のおにいさん的な口調でフロアに語りかけては♪マル・マル・モリ・モリ〜と歌い出し……とすっかりGONGONのやりたい放題のペース。さらに“ホホイ”“愛するPOW”とめちゃくちゃ語アンセムをぶっ放して言葉の焼け野原状態となったステージに響く“平和島”のやけに真っ直ぐな日本語詞とメロディは、逆に不気味なくらいにヴィヴィッドなフォルムをもって聴いてるこっちに迫ってくる。
ここで「夜も更けてきたんで、ちょっとゆっくりめな曲をやって、3分くらいちょっと寝てもらって……」と“栗坊”でB-DASHには珍しいチルアウト・タイムを演出してみせ……と思ったのも束の間、“情熱たましい”の赤黒く燃え盛る爆音と“やまびこ”の快速ビートでオーディエンスの鼓膜と身体を揺さぶってみせる。「実は、ドラムのARASEくんが29日に誕生日を迎えました。レベル32に達しています!」というGONGONの言葉とともに、会場一丸の♪ハッピーバースデ〜の合唱で32歳……もといレベル32をGALAXY STAGEのオーディエンスと一緒に祝って「最高に嬉しいです!」のARASEの絶叫が飛び出したところで、B-DASHの3人はクライマックスへ向けて“炎”“ちょ”といった必殺曲を、横隔膜が痙攣するほどの轟音で畳み掛けていく! 最後はソリッド&パワフルの極致“Race Problem”で完全燃焼! ベースを高々と掲げガッツポーズのTANAMAN。「今年も1年いい年にするぞ!」とARASE。B-DASHは2012年もやっぱりマイペースで、やっぱりとんでもないバンドだ。(高橋智樹)