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 さて、遂に始まりましたロック・イン・ジャパン・フェスティバル2004! 灼熱の日差しが照りつけるグラス・ステージには、もう本当にたくさんの人たちが集まってます。ここから3日間の祝祭空間、皆さん盛り上がっていきましょう!
さて、トップバッターをかざるウルフルズの前に、まずは渋谷陽一がステージに登場。「いよいよロック・イン・ジャパン・フェス始まります!」のMCに歓声が沸きあがり、「彼らがロック・イン・ジャパンを最初から熱くしてくれるはずです!」との言葉に導かれていよいよウルフルズが登場!

“歌”と大きく書かれた真っ赤なTシャツにメンバー全員が身を包んだ彼らは、1曲目にいきなりの必殺チューン“ガッツだぜ!!”をプレイ。フィールド前方には大合唱が沸き起こり、幕が開けたばかりとはとても思えないほどの盛り上がりに包まれる。トータスもお客さんたちのエネルギーを前に「もはや最高です! ありがとう!」と感極まった言葉を放つ。フェスは始まったばかりだけれど、お客さんたちの熱気はもうすっかり上がりきっている。続けて彼らはこの季節にぴったりの“サマータイム・ブルース”でいなたいロックンロールをプレイし、“バンザイ~好きでよかった~”でじっくりとメロディを響かせる。
さらには、新作アルバムからの“ええねん”。この曲の前にトータスはちょっと感慨深そうにメンバー紹介をした。ウルフルズのロック・イン・ジャパンへの登場は今年が二回目。しかし前に登場した2002年の時点ではベースのジョン・B・チョッパーは脱退していたのだ。しかし、ジョン・Bはバンドに戻ってきた。そんなジョン・Bに、トータスは「今回が初出演です!」と声をかける。全てを受け止めて肯定する“ええねん”のメロディは感動的な響きを持っていた。
ステージ前の熱気はどんどん上がって、ステージ前方では本日一回目の放水!“借金大王”“SUN SUN SUN ‘95”と直球のロックンロール・ソングを続けざまにかまし、スタンディング・ゾーンはもう人でぎっしりになっている。「この暑い夏をのりきるためには何が必要かー―それは愛です!!」とのMC、そして“愛がなくちゃ”。トータスもウルフル ケイスケもひたすらに笑顔で、どんどん客をあおる。そしてお客さんの間には大合唱の輪が広がっている。人でぎっしりのスタンディング・ゾーンの最後方、そしてシート・ゾーンやテント・ゾーンにもたくさんのお客さんが立ち、手拍子でウルフルズのショウに参加していた。1発目のアクトから、すでに会場中が一つになっていた!!
ラストは“いい女”。「歌わせてくれるかー!?」「歌ってくれるかー!?」と声をかけたときも、曲の最後になって一度袖に引っ込んだトータスを皆の「トータス!」の声で呼び戻すのも、すさまじい大歓声のコール&レスポンスが巻き起こっていた。ひたちなか、グラス・ステージはいきなりのクライマックス! ウルフルズが、ロック・イン・ジャパン・フェスの盛り上がりに大きく火をつけてくれた。(柴那典)

1. ガッツだぜ!!
2. サマータイム・ブルース
3. バンザイ~好きでよかった~
4. ええねん
5. 借金大王
6. SUN SUN SUN ‘95
7. 愛がなくちゃ
8. いい女