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 去年のRIJ、年末のCDJに続いての参戦となるバック・ドロップ・ボム。でも観るたびにそのサウンドが新しくリファインされているのがこのバンドの凄いところだ。“REMIND ME”や“NEVER SEEM TO LAST”などの名曲も、まるで新曲のように新鮮に聴こえる。キーボード&パーカッションのチャーベ君=松田岳二の貢献もデカい。ただ、そんな挑戦的なステージでも、間違いなくパワフルに客を乗せて行くのも彼らの凄いところ。攻撃的かつタイトなグルーヴの上で、オジマとシラカワの2MCが完璧なハーモニーを見せる。涼しくなってきたレイクにも、熱気はずっと途切れることはなかった。


 そしてトリを飾るのは昨年の年末を最後にアヒト イナザワが脱退し、新体制となって参戦のZAZEN BOYS! 彼らはまたしても驚くべき進化を果たしていた。一音一音が研ぎ澄まされた刃のような、それで4人の侍が斬り合ってるかのような、鋭いリフの応酬。曲途中に挟まれるそれぞれのソロも超絶のテクニックだ。本編もアンコールも、ラストは向井秀徳恒例の「乾杯~!」のMCで終了、けれどそこまで緊迫感は一瞬たりとも途切れなかった。音そのもののパワーを塊にしてぶつけてくるZAZEN BOYSのロックは、とんでもない高みに達していた。(柴那典)

BACK DROP BOMB

1. MASTADABESTAH
2. IN ORDER TO FIND THE NEW SENSE
3. REMIND ME
4. YOU UP AROUND
5. PERSPECTIVE
6. FLIP OUT
7. INSTANT TRIUMPH
8. UNDERSTANDIN'
9. NEVER SEEM TO LAST
ZAZEN BOYS

1. 開戦前夜
2. USODARAKE
3. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
4. MABOROSHI IN MY BLOOD
5. IKASAMA LOVE
6. SEKARASIKA
7. KIMOCHI
8. COLD BEAT
9. CRAZY DAYS CRAZY FEELING
10. 自問自答

EN-1 半透明少女関係