昨年、真心ブラザーズとして活動再開後初めてのアルバムをリリースし、今年2月には2年ぶりのソロ・アルバム『日々とポップス』を発表……と、何度目かの充実期を迎えている我らがYO-KINGが、今年もROCK IN JAPANにやって来た！

最初から最後までロックンロールへの愛と終わらない青春がほとばしるアルバムと同様、まさに“FOREVER YOUNG”なパフォーマンス。「俺、カッコいいかー？」というシャウトに大きな歓声が返ってくる。フラカン・グレートマエカワ＆ドラム：DUKEアイプチのおなじみのメンツにキーボードを加えたバンドのコンビネーションは完璧、ピアノの音色が聴きなれたはずの楽曲をフレッシュに塗り替える。ソロ・デビュー・シングル“いつかのうみ”から「YO-KING! LET’S GO!!」というコール＆レスポンスを巻き起こした“ゆらぎのないほどほど”、そこから“Hey! みんな元気かい？”へ。余裕ともいえるステージ回しで一気に高みへと駆け上る。そして、最後に演奏された最新シングル“遠い匂い”でロックへのロマンを見事に体現すると、YO-KINGは両手を高々と突き上げた。そう、生粋のロックンローラーとは、こういう人のことをいうのだ。（小川智宏）