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キュートでポップなPerfumeのパフォーマンスとは打って変わり、男気溢れるリアルなパンク・ロックをブチかますdustobox。彼らがステージに登場した瞬間から、フロアからも一気にアドレナリンと男臭がムンムン漂ってくる(Perfumeのフロアも、ある意味、男臭が漂ってたけど……)。ワイルドでめちゃくちゃパンチの効いたビートとリフ、そしてSUGAのハイトーン・ヴォーカルに味付けられた彼らのメロディック・パンクは、荒苦しいと同時に、どこかと切なく響き、汗と涙が会場を渦巻く。それにしてもさすが10年選手だけあって、演奏はそこらのパンク・バンドとは比較にならないほどタイト。まったくスキのない演奏で完全にクラウドを掌握する。定番チューン“Sun Which never sets”で始まり、これまた超人気チューン“Tomorrow”で大合唱を巻き起こし、幕を閉じたセットリストは、なんだか一瞬の出来事と思えるほど、あっという間に終わってしまった。本人たちも言ってたが、「ロックの神」がLAKEに降臨した瞬間だった。(内田亮)