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TOTALFATからのバトンを受け取るのは、盟友dustbox! サウンドチェックの段階で、次々とキッズが引き寄せられてくる。そして、改めて現れたJOJI(B&Cho)が煽ると、後方までハンドクラップが広がる。1曲目は“Try My Luck”。演奏がはじまると、キッズがさらに引き寄せられていく。彼らの楽曲そのものの引力を、しょっぱなから強く感じた。踊るキッズの笑顔も、ぴっかぴかに輝いている。“One & Only”でSUGAが眩しそうな顔をしながら歌っていたのは、日差しのせいだけではないかもしれない。

SUGA(Vo&G)が「ヤバいね、JOJI?」と振ると、「焼きそば!」という声が飛んだのか(笑)、JOJIは「まだ焼きそばになってねえんだよ。おめえらの来る感じが足りねえからじゃないか?」と一喝。そんなことを言われたら、次の“Break Trough”でキッズが張り切らないわけはないでしょう! 続いては、オイオイ・コールからの“Bitter Sweet”という、キッズとバンドの見事な連係プレーが。JOJIも思わず「あの、あの……最高です(笑)」と一言。そしてSUGAは「被災地にライヴハウスを作る東北ライヴハウス大作戦、今日もやってるので、立ち寄って行って下さい」と告げ、「今日は……思い切りやろうぜ!」と絶叫してからの“Right Now”。続く“Thrill”を終えると、REIJI(Dr)は椅子に立ち、SUGAとJOJIは顔をいたずらっ子のように見合わせる。そして、SUGAが「ROCK IN JAPAN。凄えとこ見せてくれよ!」と叫び、狂騒の“Hurdle Race”へ。最後は「走り回って終わろうぜ!」という言葉からの“Just One Minute”。JOJIは「楽しかった」と笑顔で呟き、SUGAは「ウヮー!」と叫び、REIJIは青い空を指し、それぞれ充実の表情でステージを降りた。もちろん、LAKE STAGEを埋めたキッズたちも!(高橋美穂)