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ぐんぐん太陽が高く昇り、ますます空が真っ青になる中、PARK STAGEの2番手を務めるのは阿部真央! まっすぐでダイナミックな彼女のライヴ・パフォーマンスには、ぴったりの天候だ。まずはバンド・メンバーが登場し、その後に続いて阿部真央が夏らしいワンピース姿で登場! そしてノイジーなギターが響き渡る"マージナルマン"からライヴはスタート。サビでは思い切りタオルが回され、しょっぱなからテンションはマックスだ。さらに、爽やかさ全開の"I wanna see you"では、「一緒に跳んでみよう!」と呼びかける。小さな体で、大きな声で、ぐんぐんオーディエンスを巻き込んでいく。本当に逞しい! そして「暑いねぇ! 暑いけれども最後までついてきてくれるかな!?」という言葉から、"ふりぃ"へ。アコギをかき鳴らしながら、パワフルな声量で、時に身振り手振りを交えてパフォーマンス。演奏を終えると、アコギを置いて、タオルを振っておどけてみせる。「帰ってきました、ひたちなか。晴天です。みんなの日ごろの行いがいいからだと思います!」と笑顔でMCし、続いては"いつの日も"。全身から振り絞るように、それでいて丁寧に歌われる珠玉のバラードに、オーディエンスも手の波を起こしながら聴き入っている。そして再びアコギを手にし、「伝えたいこと、一生懸命伝えてほしいと思います。恥ずかしいことでもさ、いつ死ぬかわからないわけだから」という、ずしんと響くメッセージから"伝えたいこと"を鳴らしだす。心地よい疾走感と、力強いシャウトが、一人ひとりの背中を押すように聴こえる。最後は、「楽しいですか!? 私も凄い楽しいです!」と言って、最新シングル"ロンリー"へ。CMソングでもお馴染みなだけに、会場からは歌声も響き渡る。そんなあたたかな光景に向けて、「ありがとーう!」と思いっきり叫んで、彼女はライヴを締めくくった。(高橋美穂)