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灼熱の太陽が肌を焦がすように照りつける中、GRASS STAGEに登場したのは、BEAT CRUSADERS! 9月に“散開”することを発表したビークルの、RIJラストステージを一目見ようと、GRASS STAGEは満員御礼。
SEの“〜SASQUATCH〜”の時点で、割れんばかりの大歓声。「ひたちなかの皆様、大変お待たせしマシータ! BEAT CRUSADERSです!」という恒例の挨拶でお面を取り、始まったのは、“LEMON HEAD”。早くもGRASS STAGEに地響きが起こったように揺れる、揺れる、揺れる!
「ひたちなか、最後だぞ! っていうか、俺たち最後のRIJだよ? もっとお客さん来てもいいんじゃない? 今日はピッタリの曲を持ってきましたよ。森でくまさんがきたら逃げますよね?」というヒダカのMCを挟んで、“LET’S ESCAPE TOGETHER”“BE MY WIFE”で、GRASS STAGEがさらなる熱狂の渦に巻き込まれていく。 「本日のスペシャルゲストー! 中国から毛沢東主席です。そんなはずないですよね(笑)ロシアからプーチン首相です。そんなはずないですよね(笑)」とヒダカが呼んだのは、最初のゲスト・磯部正文! ブルーハーツの名曲“青空”をミドルテンポのパンク・チューンにして演奏。続く二番目のゲスト、ASPARAGUSとは“FAIRY TALE”“ISOTONIC”を披露。ここで恒例のおま●コールが炸裂! ラストは、シングルとしては最後かもしれない最新DVDシングル“Situation”、三番目のゲスト、吉村秀樹(bloodthirsty butchers)と共に“SUMMEREND”を披露。ちょっとセンチメンタルなナンバーに思わずグッときてしまったが、新旧の楽曲を織り交ぜたステージは、ビークルのスピリットと歴史が凝縮されたような、最高に痛快な45分間だった。最高の一言に尽きる。ありがとう、ビークル!(岡崎咲子)