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「本日はROCK IN JAPAN FES. 2010へようこそお越しいただきました。本日は暑いので熱中症には……そして素敵な人と出会って『恋の熱中症』には十分お気をつけください!」。爽快なくらい猛暑のここひたち海浜公園でも最もホットなこのLAKE STAGEを、狂おしいくらい甘酸っぱくてフレッシュでクールでホットなロック空間に塗り替えてくれるMCの主はもちろんBase Ball Bear・小出祐介! 前説担当=ROCKIN’ON JAPAN総編集長=山崎洋一郎の呼び込みとともに、まず湯浅(G)、続いて堀之内(Dr)、関根(B)と1人ずつ登場してセッションを展開。最後に小出が登場し、4人のアンサンブルがジャキーンと揃った瞬間、LAKE STAGEを涼やかなロックの旋風が吹き抜ける! そして「ひーたーちーなーかー!!!!」という小出の絶叫とともに、1曲目“Stairway Generation”へ! タイトなビートと鋭利なギター・サウンド、そして清冽なコーラス・ワークが、まるで水しぶきのように弾けながら、真夏の熱気と絶妙のマーブル模様を描いていく。さらに“changes”を畳み掛ける頃には、LAKE STAGEは、太陽の熱気すら跳ね返す勢いでオーディエンスの歓喜と情熱が吹き荒れる一大ダンス空間に! “LOVE LETTER FROM HEART BEAT”“レモンスカッシュ感覚”……と次々に楽曲を連射した後、ピンク・フロイドか?ってくらいのサイケでスペイシーなインスト・セッションを繰り広げてLAKE STAGEにロック異空間を描き出したかと思えば、そこから急転直下、必殺ナンバー“ELECTRIC SUMMER”へ突入してオーディエンス丸ごと歓喜の絶頂へ導いていく! ラストは“BREEEEZE GIRL”でLAKE一丸大合唱! 「愛してるぜえええええ!」という小出の絶叫が、ひたちなかの青空を突き抜けて飛んでいった。LAKE STAGE、最高の幕開けだ。ありがとうBase Ball Bear!(高橋智樹)