sumika、10周年イヤーのファイナルを飾る横浜スタジアムワンマン、雨中の4時間ライブの末に辿り着いたラストナンバー、3万3千人が心をひとつにして合唱する、再演” 雨天決行”に震えた!

sumika、10周年イヤーのファイナルを飾る横浜スタジアムワンマン、雨中の4時間ライブの末に辿り着いたラストナンバー、3万3千人が心をひとつにして合唱する、再演” 雨天決行”に震えた!
あらゆる意味で、こんなライブは生涯観たことがなかった。
開演1時間前から降り出した雨は、天気予報通り、断続的に小雨になったり、ある時は強く降ったりして最後まで止むことはなかった。
「sumika 10th Anniversary Live「Ten to Ten to 10」」と題された自身初の野外スタジアムワンマンは、様々な想定外の事態を引き受けながら、しかし確固たる強い意志のもと4時間に及ぶ全編を完奏した。それはまさにsumikaの10年そのものだったようにも見えた。
たくさんの予期せぬ逆風に晒されながらも、どんな時も前を向いて、自分たちのポップを歌ってきたsumika。この日のライブはその全キャリアをカバーする濃密な構成で、予定外の1曲とメドレーまで1曲ずつカウントすると全40曲という破格のスケールだった。
野外ライブで雨を歓迎する人は居ない。このライブも快晴の中行われたらまったく違うものになったとも思う。でもこのコンディションの中で聴くsumikaの40曲、3人それぞれが今の気持ちをストレートに投げた数々の言葉、は何よりも深く我々の胸に突き刺さった。
エンドロールが流れた後、ダブルアンコールで張り出したサブステージに登場した3人が、スタジアムのど真ん中で歌い出し、止まない雨の中、自然に3万3千人が呼応したこの日2回目の” 雨天決行”に全身が震えた。
この夜、sumikaは伝説を作ったと思う。

『ROCKIN'ON JAPAN』ではこのライブが開催される1週間前に、6月7日(水)リリースのニューシングル『Starting Over』に関するsumika3人のインタビューを行いました。登場するのはsumika[camp session]について語った2月発売号以来。
新曲の話は勿論のこと、この間に起きたとても重大なことについて、直前に迫った横浜スタジアムについて、などとても貴重なインタビューになっています。掲載は5月30日(火)発売号になります。(今回ブログで公開した写真はインタビュー時のオフショットです)

そして、その次号となる6月30日(金)発売号では、この横浜スタジアムの詳細ライブレポートと終了後インタビューの2本立てとなるsumika別冊をお届けする予定です。あわせて楽しみにしてください。
(海津亮)

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