最新作『ロマンス』で世界中を席巻しているフォンテインズD.C.にインタビュー! 新進気鋭のポストパンクから一変、実験を繰り辿り着いた新境地とは?

『ロマンス』 / フォンテインズD.C.

ニューアルバム『ロマンス』がリリース以来国内外で絶賛されているフォンティンズD.C.。「これまでのアルバムとは次元が違う」とバンドも自負する同作は、紛うことなき彼らの最高傑作だ。5年前、ダブリン出身の気鋭のポストパンクバンドとしてキャリアをスタートさせた彼らは、このアルバムによって2020年代モダンロックの最重要バンドの一角を成すに至ったとすら言える。

ロッキング・オン最新号ではフジロックで再来日を果たした彼らを直撃、グリアン(Vo)に『ロマンス』についてみっちり語り尽くしてもらった。過去3作と何が根本的に違ったのか? KOЯNやデフトーンズのヘヴィネスがバンドに与えた掲示とは? 『AKIRA』やウィリー・ウォンカ(!)がヒントとなった本作の世界とは?……

人間性の廃されたディストピアを舞台に、機械的合理性に取り込まれていく諦念と、それでもなお手放せない肉体の温もりという矛盾を抱えて直走る『ロマンス』は、どうしようもなくロマンティックなアルバムであり、それこそがフォンテインズD.C.の本質であることが明かされたインタビューになっているんじゃないだろうか。

かつてのインディー純血主義風の佇まいからカラフルでサイバーパンクなビジュアルへの激変ぶりも話題のフォンテインズだが、彼らのその最新モードを活写した撮り下ろしフォトも猛烈に格好良いのでお楽しみに! (粉川しの)



フォンテインズD.C.の記事の記事が掲載されるロッキング・オン10月号

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