待望のニューアルバム『Some Like It Hot』を10月17日にリリースするバー・イタリア。ロッキング・オン最新号ではニーナ、ジェズミ、サムの3人に直撃、「これぞまさに真のバー・イタリア像」だと彼らが自負するこの新作について語り尽くしてもらった。
マタドール移籍後の『Tracey Denim』、『The Twits』の連作で、ロンドンのアンダーグラウンドシーンの気鋭の新星として大きな注目を集めた彼らは、同時にどんな「シーン」にも属さない孤高の存在であり、同時に「バンド」というものにクリティカルな視点を持ち、インディロックバンドの定型を逸脱していくグループでもあった。
バー・イタリア史上最もエクレクティックで映像喚起的な傑作となった『Some Like It Hot』は、そんな彼らがいよいよ自分たちだけのシーン=世界を確立し、自分たちだけのバンド観を謳歌する一作になったのではないか。今回のインタビューではそんな境地に立った彼らの興奮と喜びが伝わってくるはず。
来年1月には同作を引っ提げての2度目の来日公演も決定! 『Some Like It Hot』は過去イチライブ感のあるレコーディングで制作されたアルバムでもあるので、新曲はライブではさらに化けそうな予感がする。バー・イタリアの全貌が明らかになるその日を待つべし!(粉川しの)
バー・イタリアの記事が掲載されるロッキング・オン11月号