ゲスの極み乙女。『魅力がすごいよ』を聴いた

ゲスの極み乙女。『魅力がすごいよ』を聴いた

震災以降とスマホ/Twitter普及による情報のあり方そのものの急激な変化のなかで、不謹慎でもなく、サムくもなく、それでいて空気にもならない文体を模索し続けていた、この国のポップ・ミュージックに新たな基準を示すような1枚。
どこかマジになり過ぎないところがゲスの魅力かと思っていたが、川谷絵音は、indigo la Endと並行しての高密度な活動のなかで、ソングライターとしてどこまでも真剣に時代を読み解くメロディと音と言葉を探し、そして見せ方、聴かせ方、届かせ方を工夫してきたのだということがこのアルバムを聴くとはっきりとわかる。(古河)
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