現在発売中のCUT5月号に、松坂桃李さんが登場しています! 4月24日放送開始のNHKドラマ『今ここにある危機とぼくの好感度について』と、4月30日放送開始のテレビ朝日系ドラマ『あのときキスしておけば』、同クールで2本の主演を務める松坂さんに、この2作品への思いとともに、テレビドラマと映画のとらえ方、これからの歩みについてなど、たっぷりお話を伺いました。
ドラマに出演する際は、学校や仕事で疲れて帰ってきた人たちの心がほどけるような作品を好んでいるという松坂さん。今回出演する両ドラマはともに、コメディ要素の強い作品になっていますが、「コメディ」というジャンルの難しさを語った場面では……
と、まさかの『ホーム・アローン』の回答に現場は笑いに包まれました(難しいと言いつつ、笑わせるのがお上手!)。そんなふうに、年齢を重ねるとともに感受性の変化を感じた松坂さんですが、役者として求められるものも変わってきたと感じているそう。「求められることと自分のやりたいことにギャップは生まれないんですか?」と尋ねると、こんな金言が飛び出しました。人を泣かせるよりも、笑わせるほうが圧倒的に難しいと思うんです。“面白い”のハードルって年々上がってきてるじゃないですか。自分も「わっはっは」ってお腹を抱えて笑うことってなかなかないし。でも泣くのは……年を重ねると涙もろくなってきたりしますよね。僕も30歳を超えてから、涙もろくなってきていて。この間、『ホーム・アローン』のケビンとお母さんが再会する場面を観て、ちょっと泣きそうになりました(笑)
僕の場合、そういうギャップはむしろデビューしたての頃にありました。やりたいことがあるのに、爽やかな好青年役が続く時期もありましたし。もちろん、それもありがたいことなんですけど、大切なのは、自分のやりたいことにたどり着くためのプロセスをちゃんと作っていくことだと思うんです。腐らずに常に目標を頭の片隅に置きながら目の前のことをすれば、どこかで扉が開く瞬間があるので、そのチャンスを逃さずに扉の中に入ることが大事かもしれないですね。
松坂さんの活躍の秘訣は、直向きに誠実に役者業に勤しむ姿勢があるからなのだな……としみじみ。インタビューの全文は、CUT5月号を是非チェックしてみください!(小泉麻衣)
CUT5月号は現在以下にて購入可能です。