山田裕貴が、映画『ハザードランプ』で感じた「自分を超えた役としての在り方」を語る。興味を引き続けるミステリアスな役をいかに演じたのか?

山田裕貴が、映画『ハザードランプ』で感じた「自分を超えた役としての在り方」を語る。興味を引き続けるミステリアスな役をいかに演じたのか?

3月18日(金)発売のCUT4月号に山田裕貴さんが登場! 4月15日公開の映画『ハザードランプ』に出演される山田さん。地方都市の代行運転会社を舞台にした本作で演じるのは、そこでドライバーとして働く男・須貝(安田顕)のもとに現れる新人ドライバー・刈谷です。本作にとって重要な人物である刈谷を演じるにあたって、この物語と役にいかに挑んだのか、貴重なお話を伺うことができました。

謎めいた人物はだいたい中盤ぐらいでその目的が明かされることが多いですが、刈谷はそうではないんですよね。終盤まで観る人の気持ちを「なんなの、こいつ?」という感情のまま引きつけなくてはならない。そういう役割を担いながらキャラクターをしっかりと作って、最後まで謎と興味を引っ張っていくのが、刈谷の面白さでもあり、難しさでもありましたね。だからこそ現場でのセッションの中で生まれるものが一番面白かったし、それが大きな意味を持つことが多くて。考えて演じるというよりは、ただそこに身を投じるというか。「?」マークがずっと動いているみたいな人に見えればいいなと思っていました


自分が台本を読んで考えていった以上の感情を持つことができて、自分が自分を生きるよりも役を生きているなと思える瞬間がたくさんありました。僕の仕事って基本的に、ほかの人の気持ちを考えていることが多いです。(中略)今回もヤスケンさんとお芝居でセッションしていく中で、自分よりこっち(刈谷)のほうを生きているということを、すごく感じていたと思います。だから僕はこの仕事をやれているのかなと思うんです。自分が自分を生きているだけだったら、ずっとぼーっとしているかゲームをしているかで、何を楽しみに生きているんだろ、みたいな感じなので(笑)


本誌では他にも、連続テレビ小説『なつぞら』で親子役を演じた以来の共演となる安田顕さんとの現場エピソードから、ロケ地である福井県への思いまでたっぷりお話を伺っています。撮り下ろしフォトも合わせてCUT4月号でチェックしてください!(小泉麻衣)


CUT4月号は現在以下にてご予約可能です。

山田裕貴が、映画『ハザードランプ』で感じた「自分を超えた役としての在り方」を語る。興味を引き続けるミステリアスな役をいかに演じたのか?
CUT 編集部日記の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする