the HIATUS『ANOMALY』
2010.07.01 15:54
昨日店頭に並んだthe HIATUSの『ANOMALY』。
もう、あらゆるところで取り上げられているけど、これが本当に硬度の高い素晴らしいロック・アルバムなのである。
1曲1曲は深く重く圧し掛かってきて、実に濃厚なんだけど、アルバム全体としてはとてつもない自由さ、とてつもないフレキシビリティを感じさせ、だから何度でも何度でも聴けるのだ。
本作について、細美武士は自分が関わったメロディや歌詞について、こう語ってくれた。
The first album was almost like praying for god to save me, but the second
album was about finding my self-identification again(ファーストは助けてくれと神に祈ってた感じだったのが、セカンドは再び自分のアイデンティティを見つけ出していくアルバムになった)。
なぜ英語かというと、現在発売中のCUT7月号(小栗旬表紙)に、先月the HIATUSがジョイント・ツアーを行ったサード・アイ・ブラインドのスティーヴン・ジェンキンスとの対談インタビューを独占掲載しているのだが、これはすべて英語で行われていたのだ。
自分は長年、編集者/通訳としてやってきて、日本人/外国人対談の司会者も幾度も務めてきたけど、日本語喋れる相手と英語で取材するのは初めて。
そういう意味で、非常に緊張する取材だったけど、それはそれですごく面白かった。
是非、まだ読んでない人には読んで欲しい。お互いに対するリスペクトが滲み出ているいい対談になったと思う。(内田亮)