昨日、『マイティ・ソー』を観てきた。
アメコミの映画化って、正直あまりピンとこないことが多いんだけど、これはかなり楽しめた。
監督のケネス・ブラナーがうまいのか、キャストがいいのか、脚本がいいのか、たぶんその全部だと思うけれど、すんごく素直に笑える。
で、その「笑える」感じが、コミックの映画化によくある「トホホ」ではなくて、「ああ、わかってるなー」という意味で笑えるから素晴らしい。
アメコミものってアメリカ本国での大衆性に比べて、日本だとむしろハードルが高く感じられちゃったりするんだけど、これは全然OK。お話的にも、超わかりやすい、ヒーローの再起ものだし。
ナタリー・ポートマンのその配役はどうなの、とか、サミュエル・L・ジャクソンが出てこないじゃん!と思ってたら、あ、やっぱり出てきた、とか、ケネス・ブラナーって時代劇やってもアメコミやってもスコアがなんだか惜しいなー、とかいろいろあるけど、いろんな意味で強くオススメできるエンタメ大作。
公開は、7月2日。CUT7月号でもしっかり展開するんで、ご期待ください。
あ、あと、浅野忠信の芝居は、これぞ「新鮮」というレアなもの。そんな意味でも注目。(小柳)