以前、このブログで紹介した新作『The Rum Diary』(http://ro69.jp/blog/cut/56876)について語っている映像が公開された。
http://www.empireonline.com/interviews/interview.asp?IID=1384
この作品、『ラスベガスをやっつけろ』と同じくハンター・S・トンプソンによる原作を映画化したものなので、それに因んで『ラスベガス〜』の話もしているんだけど、そこで面白いのは、あの映画で披露したラリ顔を再現できないから悩んでいるということ。何度挑戦しても無理らしい。
ちなみにジョニー・デップは現在発売中のCUT11月号でも語っています。
ここでは公開中の新作『ランゴ』について。
ジョニー・デップが初めて関わったアニメ作品の『ランゴ』だが、正直、今年公開された彼が主演する実写映画2本と比べても、怪奇アクターとしてのジョニー・デップを、もっとも堪能できる作品だと思う。
カメレオン俳優の彼がまさにカメレオンを演じているのもヨイ。
でも、ジョニー・デップのキレキレの演技だけじゃなく、この作品、セルジオ・レオーネやクリント・イーストウッドと関連するマカロニ・ウェスタンや、ロマン・ポランスキーの『チャイナタウン』など、クラシック映画のパロディが随所に散りばめられていているのが面白い。
映画ファンなら、必ずくすぐられるでしょう。
キャラの造形がぜんぜん可愛くないのも、またこの作品の魅力。観終えたらあの“アグリー”なキャラクターたちがすごく愛しくなるはず。
おすすめの1本です。(内田亮)
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