Mr.Children[(an imitation)blood orange]について 2012.12.03 20:17 CUT 編集部日記 この世界の虚構性を正面から暴くように直視しながらも、その世界をどこまでも肯定的に描く、つまり震災以降のポップ・ミュージックの存在意義にMr.Childrenにしかできないやり方で徹底的に向き合ったアルバムだった。何が起きても逃げることなくポップであり続けるという絶対的な覚悟がMr.Childrenにはある。彼らが他のポップ・アーティストと一線を画しながら究極のポップ・アーティストであり続けているのは、その覚悟が揺らぐことがないからだ。(古河)