代官山UNITにて、Catfish&The Bottlemenの初来日公演を観た。
例えばジェイク・バグが新世代フォークの旗手と言われたがその実まったく違ったように、キャットフィッシュは新世代UKギターロックという色眼鏡を外して見るべきバンドだ。もちろん、英国ギターロックの魅力がすべて詰まっているという前提で、である。
昨今、特にチャートを賑わすようなバンドの多くは楽曲にしてもスタイルにしてもよく磨かれていると思う。
それに対してキャットフィッシュはラフカットでヒリヒリとしていて地に足が着いていて、泥臭さすら感じさせて、世界はキラキラしたことばかりではないと知りながらも思い切りきらめいていて、生まれながらにしてロックに魅せられたバンドマン達なのだなあ、とインタビューの時と鏡合わせのようなVanを見て思いました。
でも不思議なことに、「スタイリッシュなポップバンドばかりだからキャットフィッシュは良い」ということじゃないのだ。ああいうバンドもいればこういうバンドもいる、その全部が好き、という素晴らしさを実感させてくれる。それって凄いことだと思う。