SIGHTの強力連載陣の一人、コラムニスト小田嶋隆氏との打ち合わせで、朝から東京都北区赤羽方面へ。
赤羽。今年4月に小田嶋氏の担当になってから、こうして定期的に訪れるようになったが、それまでは二度しか来たことがなかった。
それも、どっちもずいぶん前。で、どっちもジャパンの撮影。
一度目は、エレファントカシマシの撮影。理由はたぶん地元だから。確か『エレファントカシマシ5』が出る時だったから、1992年だと思う。
荒川の河川敷での撮影だった。カメラマンは平間至。
撮りながら「ここで歌ってもらえます?」というむちゃな要求をする平間至。困ってもじもじしている宮本。黙って見ている編集長山崎。
どうしよう。と思ったら、突如宮本がキレ、靴を脱いで手に持ち、平間至に殴りかかった。
それをかわしながら、でも靴底でパチパチはたかれながら、平間至はシャッターを切っていた。
そのあとは、何事もなかったかのように、また撮影が続いた。
後日、その殴りかかった瞬間の写真も、そのままジャパンに掲載された。