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    dustbox、15年間をともにしたドラム・REIJI脱退ライブが熱すぎた

    dustbox、15年間をともにしたドラム・REIJI脱退ライブが熱すぎた
    dustbox、15年間をともにしたドラム・REIJI脱退ライブが熱すぎた
    先月、突然発表されたdustboxのドラム・REIJIの脱退。
    「GOODBYE REIJI 〜集え!木村会!〜」と名づけられたラストライブがリキッドルームで行われた。

    本日のセットリストはREIJIが考えたことをJOJIがMCで明かす。
    よって、12〜13年ぶりにやる曲があったり、カバー曲があったりと、ダブルアンコール含めて全40曲の怒涛のセットリスト。
    曲間には、満員のフロアから、「REIJIやめるな! 帰ってこい!!」という愛のある野次が何度も飛んでいた。

    約15年間、この3人のdustboxは、常に泥臭く熱いメロディックパンクを放ち続けてきた。
    ステージ袖を照れながら眺め、「友達もいっぱいきてくれてんの、ほんとありがとう」とREIJIは喜びを噛み締めていた。

    本編ラストの“Tomorrow”が終わり、アンコールを求めるREIJIコールに続いては、過去REIJIに胆石ができた時に作られた曲“S×O×P”に盟友HAWAIIAN6のYUTAがギターで参加。
    そしてその後、SUGAが急に「ドラムセット、前に出せないかな?」と提案し、ドラムセットがぐっと前に動かされ、ここからは3人ほぼ横並びでの演奏が始まり、“Here
    Comes A Miracle”へ。
    そう、もうすぐこの3人でのdustboxは終わってしまうのだ。
    だからこそSUGAは、REIJIと客席を少しでも近づけたかったのだと思う。

    ダブルアンコールでは、「これ俺の次のドラマー」とREIJIが紹介しつつ、「俺はドラムしかできないのに、こいつベースとギター超うまい」と愛ある嫉妬を明かし、heのドラム・高橋勇樹=YU-KIが登場し、ベースを弾いての4人編成を披露。

    最後の最後は、“Just One Minutes”の終盤、男泣きしているように見えたREIJIがスティックを振りおろして立ち上がった後、思わずダイブ。
    「これからのdustboxをよろしくお願いします」と言って去っていったREIJI。

    紆余曲折ありまくって、でも絶対止まることをやめずに上昇を続けた濃密な15年間の歩みが走馬灯のように蘇ってくるような内容。
    ライブ後、泣いていたファンの姿も多く観られた。

    新生dustboxはYU-KIを迎え、止まることなくガンガン活動していく。

    ↓こちら、新旧のドラマーふたりががっちり肩を組んだ良い写真!
    http://web-dustbox.com/user_data/sp5.php

    リキッドルームのロビーには、バンド仲間からのメッセージが多数。
    もちろん、幾度となく対バンを行ったマキシマム ザ ホルモンからも。
    ほんとお疲れ様でした!(小松)
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