カラスは真っ白、満員のツアーファイナルを観た!

カラスは真っ白、満員のツアーファイナルを観た!

昨日は渋谷でカラスは真っ白のライヴへ。

3枚目のミニアルバム『HIMITSU』のツアーファイナルで、キャパ250人の渋谷スターラウンジはパンパンの満員。彼らは北海道在住で、東京でのファンベースはまだまだ発展途上なイメージあったんだけど、もう全然待ったなしな熱気だった。すげえすげえ。

で、昨日は彼らにとって、大きな節目になるステージでもあった。結成メンバーのひとり、ベーシストのヨシヤマ・グルービー・ジュンがここで脱退して、新メンバーのオチ・ザ・ファンクを迎えたのだ。ちなみに写真の右から2番目がジュンで、1番右がオチです。

僕はそれほど何度も彼らのライヴに通いまくったわけではないけれども、ファンキーポップ=ゴリゴリのファンク+アニメ声のウィスパーヴォーカル、を旗印に進んできた彼らにとって、ヨシヤマ・グルービー・ジュンの役割はもちろん大きかった。ファンクバンドなんだからベースはそりゃ重要じゃん、ということもあるけど、彼のキャラは強烈だった。とにかく、MCとかコール&レスポンスとか、超ヘタ。こんなヘタなやつ見たことねえよ、というレベルでヘタなんだけど、めっちゃくちゃ全力でいいやつ。リーダーのシミズのファンキーな仕切りをふっとばすような破壊力が彼にはあって、そこで生まれるカオスも彼らのライヴならではで、昨日はそれも炸裂しまくりだった。

ライヴそのものは、終わってみれば軽く2時間オーバーで、演奏も歌も、前に観た時より数段パワーアップした印象。で、アンコールでは新ベーシストのオチ・ザ・ファンクが登場して、さながらヨシヤマ・グルービー・ジュンの卒業セレモニーのような様相になった。オチ・ザ・ファンクはメンバーの古くからの友人で、ヨシヤマ・グルービー・ジュンのベースの師匠なんだそうなので、こっからのバンドの勢いには不安一切なしな感じが頼もしい。ちなみにダブルアンコール時には、ジュンがひとりで出てきて、軽く10分くらい放置されて、お客さんに促されるままに、メンバーとの馴れ初めや生い立ちまで朴訥にしゃべり続けた。なんだこれ、と思って観てたけど、結局ちょっと感動的だった!

で、ツアーは追加公演がここで発表されて、東京での次は渋谷WWWでワンマン。これもソールドしそうな勢いをビンビン感じます。今年はカラスは真っ白、要注目ですよー。楽しみ。(松村)
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