新旧織り交ぜたセットリスト、バラードからアグレッシブなロックチューン、朗読やふたりきりでの弾き語りなど、
ハルカトミユキの持つ魅力を余すところなく楽しめるライヴだった。
人の弱さや生きる苦しみを繊細な歌声で表現しながら、後半に進むにつれ、まっすぐな眼差しでオーディエンスを見つめながら、
力強く凛とした歌声を響かせていたハルカ。
それに呼応してか、ミユキもステージを動き回ったりコールを求めたりと、このライブを本当に全力で楽しんでいた。
MCで語っていたのは、5年前のデビュー直前に震災が起こったことや、ただ順風満帆な道のりではなかったこと。
挑戦を続けてきた彼女たちだからこそ、今噛みしめる想いは特別なのだろう。
でも「歌に救われながら、歌に苦しんできた5年間だったけど、これからもがんばっていきます」と宣言するハルカの言葉には、未来へ進む強い意思があった。
アンコールでは、今年9月に3度目となる日比谷野音公演の決定、それに向けてのオリジナルアルバム制作を発表!
沸き立つ会場が笑顔に溢れていた。(後藤)