Novel Coreのあらゆる音楽ジャンルへのリスペクトが詰まったアルバム『HERO』がいかに自由な作品か、全曲解説インタビューでひもといています

Novel Coreはどこまでも筋が通ったアーティストだ。23歳のバースデーにゲリラリリースされたアルバム『HERO』は、「僕の人生のドラマにおいて重要な登場人物」だという山中拓也THE ORAL CIGARETTES)をはじめとする、Novel Core自身がリスペクトするアーティストたちと共に作られた音楽が詰め込まれている。そしてサウンドメイクにおいても、ただのサポートバンドにはしたくないという想いで「THE WILL RABBITS」と名付けたハウスバンドが活躍している。そんな楽曲制作の形が成立するのは、Novel Coreがあらゆる音楽ジャンルに敬意を示し、深い理解を示しているから。

たとえば“カミサマキドリ feat. Takuya Yamanaka (from THE ORAL CIGARETTES) ”では、Novel Coreがオーラルの曲にボカロの要素を感じ取っていたからこそ、ボカロのエッセンスをちりばめながら丁寧にコード進行などが練られており、その結果山中の声が驚くほどにハマっている。


“No Way Back”ではHIP HOPとロックを見事に融合させ、シンガロングを誘うような熱い楽曲に仕上がっている。ヒップホップもハードロックもポップスも全部がルーツにあるNovel Coreだからこそのバランス感覚で作られたジャンルレスなナンバーだ。


こんなにNovel Coreの楽曲が自由である根底には、音楽ジャンル、そして年齢や性別などあらゆるボーダーを全部飛び越えて音楽を楽しんでほしい、そして自分がその架け橋になりたいという強い信念があるから。
それぞれの楽曲に込められた想いをインタビューで丁寧に語ってもらったので、そんなNovel Coreの音楽への気概をぜひ読み取ってほしい。(有本早季)

【インタビュー】Novel Coreが新作『HERO』をサプライズリリース! 全曲解説でひもとく、今芽生えた覚悟と自信、そのすべて[PR]
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