ただ仲のいい2バンドが行った合同ライブ、なんて言葉ではまったく言い表せない衝撃的なライブ体験だった。まずタイムテーブルが発表された時点で驚いたが、ライブは交互に2回ずつ行うという構成。転換を3回も挟むのは少々時間がもったいないのでは?と思っていたが、インターバルはたったの3分。フロアの熱を冷ます間もなく2組のライブが繰り広げられた。Sunny GirlもBlue Mashも根っこの部分ではお互いに共鳴しあう部分があるからこそ、このツーマンが開催されたと思っているが、こういった形で両バンドのライブを観ているとそれぞれのバンドの個性が際立つ場面も多かった。時代、常識、時には目の前のフロアに対しても、あらゆるものに真っ向から勝負を挑み、君にとっての圧倒的なロックスターであろうとするBlue Mash。君の味方であるためならば、時代に順応することだって厭わないと宣言し、大きなシンガロングを響き渡らせ一体感を生み出すSunny Girl。対バンらしい攻防戦も繰り広げられたけれど、両者どちらからも伝わってくるのは、ロックで誰かの希望になろうとする強い信念だ。いつライブハウスに行っても、常にロックに全力を注いでいる彼らがそこにはいる。数え切れないほどのライブを重ねてきたからこそ、その姿は希望の光となり、日を追うごとにたくさんの人を惹きつけている。彼らのような「言葉が伝わるロックバンド」が今のライブシーンで熱く支持され、満員のフロアが夢中になっている光景に最初から最後まで心動かされた。(有本早季)
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