菊地英昭の世界


じっくり温めすぎて時間が経ってしまいました、すいません。

菊地英昭が初めてステージで歌う!

 という記念すべきライヴが、先週金曜日、9日にO-WESTで行なわれていたのです。 先日タワーレコードでのインストア・ライヴでももちろん歌ったのだが、その時はアコースティックのみ。この日はバンドを引っさげて、12曲も披露された。 エレキギターを抱えたエマ、しかもステージの真ん中に立つ姿は、当たり前だが、カッコいい。ギター・ヒーローが帰ってきた!というわくわく感がある。これまでも吉井和哉や吉川晃司のバンドとして弾いていたのだが、やはりbrainchild’sという一国一城の主としてステージに立つのとは存在感が違う。
MCになると、人の良さがにじみ出た、ひたすらあったか〜い空間になる。そんななごやかな空気をかき消すように、曲が始まると、ダークで、荘厳で、美しい、世界が広がっていく。本当に様々なギターや楽曲が堪能できた。
これが菊地英昭の世界だ。

まだまだこれからも変化したり広がったりするのだろうが、brainchild’sというプロジェクトがどんどん肉体化していくことが、今、興味深い。(井上)
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