11月６日、本日SISTER　JETのミニアルバム『JETBOY　JETGIRL』がいよいよリリースされる。
一度聴いたら忘れられないメロディがバンドの武器だが、今作はそんなキャッチーな楽曲をロックンロールのグルーヴで加速させ、アッパーなテンションで攻めまくっている。と思えばベイ・シティ・ローラーズの“サタデー・ナイト”の勝手な翻訳カバーなんかがあって侮れない。この時代ならではのボーイ・ミーツ・ガールの物語をロックンロールで描いた名作だと思う。ぜひ聴いてほしい。

JAPAN今月号のインタヴューでも、そんな話を確信的に語っている。
根は決して明るくはない３人が集まった時の、なんともいえない享楽的なグルーヴは、モッズやグラムロックに共通するキラキラしたせつなさに似ている。個人的に、大好きな空気なのだ。 （井上)