acari


6/23にアルバム『プリズム』をリリースする、5人組のバンド・acari。

次号JAPANの「NEW COMER」のページで紹介すべく、
楽曲を手がける三浦コウジ(Vo・G)に先日インタヴューしてきた。

とにかくこのバンド、メロディがいい。
ポップで甘酸っぱくてきらきらしていて、
でもどこか寂しい、満たされなさみたいなものも感じさせる。
同じ曲でも聴くたびに印象が違ってくる多面性があって、
三浦の透明感のある歌声が、さらに繊細なニュアンスを加えていく。
『プリズム』は2ndアルバムだけど、1stのような気持ちで作ったと話していたが、それも納得。特に冒頭二曲のポップな勢いは聴き手をぐっと引き込む力があるし、そのあともacariの様々な魅力がひろがっていく。名刺変わりの一枚、というか、バンドが改めて「スタート」をきった重要な一枚だ。

三浦は語り口は穏やかだけど、「命懸け」で音楽をやることに微塵の迷いもない、情熱的な姿勢が印象的だった。
「多くの人に聴かれること」と、「聴き手の心に深く入り込む音楽をやること」、
その両方を成し遂げたい、と力強く語ってくれた。

掲載号は6/30発売です。(福島)
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