アグレッシブかつスケール感のある演奏で攻めまくった真空ホロウ。このスリーピース・バンドの醍醐味は、音を鳴らした瞬間、異空間に連れていかれるような独自の世界観と、繊細なアレンジとぶっといサウンドの迫力にある。
今日もトリにふさわしく、その魅力が爆発していた。
朴訥としたMCとのギャップが相変わらず面白かったが。

6月8日に発売されるアルバム『ストレンジャー』からの曲もやった。“闇に踊れ”がむちゃくちゃカッコいい。
今の真空ホロウは、「他者」に向かっているとメンバー言っていた。それが伝わってくる、開かれつつも攻撃的なパフォーマンスでその場にいたストレンジャーたちに爪痕を残しながら、初日のJUMPIN'JACK FLASHを締めくくった。

楽屋には、明日出演する、同郷のplenty吉岡(Dr)も遊びにきていたが、
さあ、明日出会うジャックバンドたちは、どう進化しているのか？　楽しみ！
(井上)