JAPAN CIRCUIT WEST『山崎死闘編』という、自身にとっての大舞台を経た宇宙まおは、ちょっと逞しくなって帰ってきたな、という印象だった。そこはかとない自信、と同時に、より真摯に歌に向き合っていく繊細さも感じられた。
アルバム『風とどこかへ』リリースと同時に、ライヴもソロとしてはほぼ初めての状態から作り上げてきた宇宙まお。楽曲も、自らの表現も少しずつ丁寧に磨きつつある。少しずつより強い太陽や雨風を受けながら、真っ直ぐすくすく成長してほしいなあ……。彼女のライヴを観ているといつもそうロックの神様に願いたくなる。
(井上)