夜もこえてすすめ、ドレスコーズ!@ツアー2日目渋谷O-WEST

夜もこえてすすめ、ドレスコーズ!@ツアー2日目渋谷O-WEST

雷に打たれたような鮮烈なオープニングにド肝を抜かれた。昨日、京都磔磔から始まったドレスコーズの初ツアー、今日は2日目の渋谷O-WEST。“ロリータ”の晴れやかさとはまた違う、バンドの妖しく狂暴な野性が1曲目から爆発。
年末COUNTDOWN JAPANのGALAXY STAGEでその雄姿を観たばかりだが、さすが初のワンマンツアー。びっくりするするくらい高いテンションだったし、新曲が2曲
聴けたのには驚いた。
「こんばんわ。はじめまして。ドレスコーズって言います。僕たちの初めてのツアーにきてくれてありがとう」という志磨の第一声。途中でも、ここにいるのはみんな僕たちのお客さんだよね、と確めて嬉しそうな表情を見せた。

最初の頃のライヴでは菅のドラムの迫力がとにかく際立っていたが、丸山(G)と山中(B)の音と存在感がぐわーっ!と前面に出てきて、バンドとしての迫力が見違えるほど増した。
“Trash”で、志磨は「たりない、まだまだ足りない!」と連呼、「派手にとどめをさしてくれ!」とフロアからの合唱はちょっと感動的だった。

そしてさらに、

ロザリオ ぼくらは
うまくやれるかな
憎めるかな また許せるかな
信じてもいいかな

と、今日ほぼ初めて対面した自分たちのお客さんに裸で問いかけるような、“1954”の迫真の歌と演奏がいつまでも耳から離れなかった。

観るたびに違うバンドになっているような、新しいバンドに出会っているような気になる、ドレスコーズ。2日目にしてこのライヴ、3月8日の日本青年館
はどうなっているのだろう?
(井上)
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